VIOLET VOICE

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2025.05.28   VIOLET VOICE

ある日の美しい出来事

ーー ある日の美しい出来事 ーー

黒髪を50CM程切りまして準備を整えております、軍神です。

この間、友人に会いに少し遠方に出かけたのですが、そこでのお話。

その方には幼い童がいるのですが、軍神の事は覚えててくれてる様でして、、

軍神「こんにちは、お元気にされてましたか?」

童 「見てー、お空が真っ赤だよ、ほら!」

軍神「本当だぁ、とても綺麗ですね。」

童 「きれいだなぁ、、、、前にれいこさんが来た時も真っ赤だった。」

軍神「前に来た時も、、、お空、真っ赤になってた?」

童 「なってたよ、れいこさんが来るといつもお空が真っ赤になる。」

って言われたんですね。

丁度、時刻は午後7時辺りなのですが、突然豪雨になったり雷が落ちたりする様な時期ではあったので、童からしたら絵に描いた様な美しい情景は印象に残っていたのかもしれません。

その童の自然的に感じた感覚がまるで百人一首の歌人の様で、この殺伐とした現代においてもその様な自然界の美しさと人の心のたおやかさを共鳴させる言霊に、軍神の細胞は深く響きました。

日常において、既にデジタルなものは避けて通れないがゆえに元々ある自分の中の「自然」という存在を軽視、或は当たり前のものとして捉えているとしたならそれは大間違いで、人間にとっての原点は常に研ぎ澄ましてゆく事がとても大切な様に思う。

当たり前の様に思う事が、実は当たり前ではないって事に気付く力。

軍神は、童が感じたままに自然界を軍神に重ねてくれた事に対して、或る意味の生きている意味を感じられて、同時にこの上ない幸福感に満たされました、ありがとう、童。

軍神ラジュール零子

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